香りの芸術・香道の美
お香の焚き方

香炉でお香を楽しむには?

  • スティック型​

    スティック型は使いやすく手軽に焚けます。灰の上に立てたり、横に寝かせてもお使いいただけます。

  • コーン型​

    コーン型は短時間に香りが広がります。リビングなど広い場所でのご使用に最適です。

  • コイル型​

    コイル型は燃焼時間が長いため、長時間香りを楽しみたい時などに向いています。

ご使用上の注意​

  • ​・香炉灰は乾いたものをご使用ください。​
  • ・香炉灰は焚きやすい位置まで入れてご使用ください。​
  • ・香炉灰の表面は平らな状態にしてください。香炉灰の上に直接置いても消えません。(香炉灰で焚く際は、香台・は必要ありません。)​
  • ・お客様をお迎えする際には来客される三十分前に焚き終えていると、ほのかな香りがお楽しみいただけます。​
  • ・火のお取り扱いには十分ご注意ください。​
  • ・お子様の手の届かない所へ保管してください。

香木・練り香の本格的な楽しみ方は?

  • 火筋(香火箸)で香炉灰をよくやわらげ、香たどんは火を上に香炉の中央にいけます。​

    • ・香炉灰はよく乾燥させておいてください。
    • ・香たどんはよくおこしてからいけてください。
    • ・香炉灰はよく乾燥させておいてください。
    • ・香たどんはよくおこしてからいけてください。
  • 火筋で四方からうすく香炉灰をかきあげます。​

    • ・灰押さえで香炉灰の形を整えます。香炉の縁と同じ高さになるようにしてください。​
    • ・灰押さえはなるべく軽く押さえてください。
    • ・灰押さえで香炉灰の形を整えます。香炉の縁と同じ高さになるようにしてください。​
    • ・灰押さえはなるべく軽く押さえてください。
  • 羽箒で香炉の内側についた香炉灰を掃き、次に香炉の縁を払って清めます。​
    この後、もう一度灰押さえで灰を押さえます。

  • 一本の火筋で香炉灰の中央に火気を通す火穴を作ります。(火穴は火窓とも言います。)

  • 銀葉挟みで火穴の上に銀葉をのせます。

  • 香箸または香匙で香を銀葉の上にのせます。(香道の御家流では試香の場合に香箸を用い、本香の場合は香匙を用いています)。

※火加減は常に灰で調節してください。​
(香から煙が立つ場合は火気を弱めてください。)​
※香は燃やさずゆっくりくゆらせます。​

分量の目安​
・沈香 歩割一枚を十等分くらいに割り、二~三片をのせる。​
・白壇 歩割一枚を三等分に割り、その二つ分くらいが適当。​
・練り香 1~2粒ほど。